京の背をゆく

 いろいろあって、ちょっと季節が外れてしまったのだけど。
 いや、走るのも季節が少しずれたし、自然界もいろいろずれたし。とか言ってみる。

 だからいろいろずれているのはご容赦。



 ズレたまま話を進める。
 青空が出たのは久しぶりだった。なんせ直前まで台風が来ていたぐらいで。



 いつもの、と言っていいのだろうか。昔よく使った、というべきか。
 琵琶湖大橋の湖西側の麓、びわこ米プラザ。時間が早いので人影も(ここにしては)少なめ。
 よく使っていたころはまだ有料だったよな・・・いや違うか・・・記憶も曖昧で。



 琵琶湖を離れてすぐに山になる。標識には「烏丸五条」とあり、いかにも京の都すぐ近くという風に見えるが、なかなかどうしてまだ山を越えなければならない。
 京都は盆地なので、周囲は山に囲まれている。右へ曲がると「大見」とあり、そこには「大見尾根」なる道がある。



 山道は狭く、冬は雪も降る(スキー場も近い)ので滑り止めの砂があちこちに。
 この冬はどうだったのだろう。全国的に暖冬で関西方面はほぼ雪が無かっただろうけど、それとて2輪で冬に超えるのはちょっと構える必要がありそうだ。
 それどころか、前日まで台風の影響で通行止めだった様だ。行けるのか。



 尾根の入口、ここからダートが始まる。



 琵琶湖展望、とあるのでちょっと入って見るかな。
 ちょいとオフブーツでは下りがアレな気がするが。



 琵琶湖展望。

 展望。

 う〜ん。まあ。うん。



 走ろう。Web検索すると通り抜けられるのかは微妙な言い回しが見られる。



 倒木に阻まれた。これは台風のせいか。



 この先は行けそうに見える。ここを超えればまだありそうだ。



 倒木の脇は、なんとか上がれそうに見えた。2輪2足で行けるのでは。



 ただ、その先が結構ヌタヌタなんだよなあ。

 少し先を走っていたらしい人としばらく考える。



 彼は引き返していった。
 もう少し歩いて見たが・・・

 やはり自分も引き返すことにした。



 引き返しながらよく見れば、電線が垂れ下がっていたり、結構荒れている。



 大見を下って行く。酷道(変換ですぐにこの字が出るのはどうよ)いや国道を行けば、バス停があってそこには「旧道別れ」とある。
 この旧道が、花背峠への道である。そして峠まではここからすぐたどり着けるので、バス停はハイカーのためでしかない。



 峠の地蔵で一休み。



 ここは「旧花背峠」
 「背」であるから山の上の部分になる。よく「馬の背」とかあるが、その類いだ。ちなみに「はなせ」を変換すると旧字が出てくる(@ATOK)ので、それだけ名の高い地でもあるかな。



 しばらくダートを下って行く。林道、というわけでもないんだが。



 やはり山の深いところでも有り、最近整備された古い峠はまだある様だ。こういうところは走れんだろう、とパス。



 道路は367号から162号へと移った。写っていないがバイクの数が急に増える。



 少し昼には早いのだが。
 久々に「カモノセキャビン」に来た。

 そういえばここも「せ」なわけだが、「背」ではなくここは「瀬」らしい。鴨瀬という地名だ。

 なんか聞いたことのある人の名が飛び交っている様な会話を聞くともなく聞き流し、とつぜん動いた猫に驚きながら(至近距離にいると気づかなかった)お決まりのカレーを。



 通れるつもりで来たのだが、通行止めになっていた「旧堀越峠」
 ここは「背」ではなく「越」なので、縦走ではなく横断する峠だと言える。



 季節がずれているから。

 今なら通れるのか・・・



 一番の目的地がダメだったので、その辺のダートへ突っ込んで見るが全てダメ。
 しょうが無い、地域をずらすか。



 小さな峠を越えることにした。



 小さいと思っていたが、山側が短かっただけで、標高差が結構あった。ループ橋で下って行くとは思っていなかった。
 下ってしまえば、そこはもう海まですぐの距離だった・・・



 ・・・のです。



 日本海も今日は比較的おだやかだね。



 海を見たから、また山へ戻ろう。再び山越えで京を目指す。
 そのまま行っては能が無い。もちろん、林道で超えるつもりだ。



 府道の奥に林道が接続している。ここは通れる、と確信していた。
 堀越が通れていればここまで来なかったかも知れない。ここから行けるのは京都の左側になるので、それほどまで遠くへ行く予定はしていなかった。



 林道君尾線、泉富線。ここは走りやすい道で、2つの林道がつながっている。途中分岐する林道も確か貫通していたが、ここまで来ているのでさらっと通り過ぎて今日を締めたい。



 峠にたどりついた。
 わりあい尾根に近いところを通っているが、右側(京の)にくらべるとあまり急ではないので「背」とは呼ばれないんだな。

 いささか遠くまで来てしまった。まだ日は高いのだが、引き上げることとしようか。
 今度来るときはもう少し時期をずらして、全部回れると良いな。それを期待して。

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